日本海洋人間学会 賞選考規程

第1条 日本海洋人間学会では、本会の発展に貢献した会員に対する賞として、学会功労賞、論文大賞、優秀論文賞、奨励論文賞、優秀発表賞、奨励発表賞、優秀ポスター発表賞および奨励ポスター発表賞を設ける。また、会員・非会員を問わず海洋人間学の発展に貢献した個人および団体に対する賞として、海洋人間学功績賞を設ける。

第2条 各賞について

1. 学会功労賞は、本会の活動、運営、発展に著しく寄与・貢献した者に授与する。
2. 論文大賞は、海で活動する人々にまつわる学問の進歩普及に大きく貢献した論文を「海洋人間学雑誌」に複数発表した著者に授与する。
3. 優秀論文賞は、海で活動する人々にまつわる学問の進歩普及に大きく貢献した論文を「海洋人間学雑誌」に発表した著者に授与する。
4. 奨励論文賞は、論文受理日に原則40歳未満の若手発表者を対象とするもので、海で活動する人々にまつわる学問の進歩普及に大きく貢献した論文の著者に授与する。
5. 優秀発表賞および優秀ポスター発表賞は、学術的または実践的に優れた口頭発表およびポスター発表の発表者に授与する。
6. 奨励発表賞および奨励ポスター発表賞は、発表年度時に原則40歳未満である若手発表者を対象とし、正会員、学生会員ごとに、学術的または実践的に優れた口頭発表およびポスター発表の発表者に授与する。
7. 海洋人間学功績賞は、海洋人間学の発展に貢献した個人や団体に授与する。

第3条 選考について

1. 学会功労賞は、役員の推薦により理事会の議決を経て受賞者を決定する。
2. 論文大賞は、賞選考委員会で候補者を選考し、理事会の議決を経て受賞者を決定する。選考基準は別に定める。
3. 優秀論文賞および奨励論文賞は、賞選考委員会で年に1回選考して、理事会の議決を経て受賞者を決定する。但し、複数者の受賞および受賞者の無いことを妨げない。選考方法等については別に定める。
4. 優秀発表賞、奨励発表賞、優秀ポスター発表賞および奨励ポスター発表賞は、賞選考委員会が毎年度の学会大会における発表の中から受賞者を決定する。但し、複数者の受賞および受賞者の無いことを妨げない。選考方法等については別に定める。
5. 海洋人間学功績賞は、学会内外からの推薦を受け理事会の議決を経て受賞を決定する。但し、複数者の受賞および受賞者の無いことを妨げない。

第4条 表彰について

1. 学会功労賞、論文大賞、優秀論文賞および奨励論文賞は、原則として総会にて表彰し、賞状と副賞を与える。副賞については別に定める。
2. 優秀発表賞、奨励発表賞、優秀ポスター発表賞および奨励ポスター発表賞は、原則として毎年度の学会大会の会期中に表彰し、賞状を与え、副賞をなしとする。
3. 海洋人間学功績賞は、賞状を与え、副賞をなしとする。

第5条 賞選考委員会について

1. 賞選考委員会は、委員長、副委員長および若干名の委員から構成される。
2. 委員長は、会長が理事会の承認を得て、理事者より選出する。
3. 副委員長は、委員長が理事会の承認を得て、理事者または代議員より選出する。
4. 委員は、賞選考委員長および副委員長が理事会の承認を得て、本会員より選出する。
5. 委員長および副委員長の任期は、理事および代議員の任期期間とし、再任を妨げない。
6. 委員の任期は、委員長および副委員長が定めるものとする。

第6条 規程改正について

この規程の改廃は、理事会の決議を経て行う。

附則
1. 本規定は2013年6月10日より施行する。
2. 改訂2015年3月31日 
3. 改訂2016年3月15日
4. 改訂2021年3月17日

細則 選考基準と選考方法

1. 選考基準

 1.1 論文大賞は、筆頭者として学術論文ないしこれに準ずる論文を5編以上、海洋人間学雑誌に掲載された本会会員を選考の対象とする。
 1.2 優秀論文賞は、本会会員(共同研究者を含む)であって、海洋人間学研究における優れた業績による貢献、さらに今後一層の発展が期待される研究者に授与する。
 1.3 奨励論文賞は、優秀論文賞に準ずるもので、著者年齢(筆頭者)が論文受理日において、原則40歳未満の研究者とする。
 1.4 優秀論文賞、奨励論文賞の受賞の対象となる研究業績は、選考年を含まない原則過去3年以内に「海洋人間学雑誌」に掲載された論文とする。
 1.5 優秀発表賞と優秀ポスター発表賞は、本会会員(共同研究者を含む)であって、海洋人間学研究における学術的に優れた発表により、今後一層の発展が期待される研究者に授与する。
 1.6 奨励発表賞と奨励ポスター発表賞は、本会会員(共同研究者を含む)であって、海洋人間学研究における学術的に新たなる知見や優れた発表により、今後一層の発展が期待される、原則40歳未満(発表年度時)の若手研究者に授与する。

2.選考方法

 2.1 論文大賞、優秀論文賞および奨励論文賞の選考
 2.1.1 賞選考委員会の審議により選考する。審議に際しては本会会員の推薦を受けることができる。
 2.1.2 本会会員は、一会員につき各一賞各一論文のみ推薦できるものとする。
 2.1.3 論文著者 (共同研究者を含む)は、自らの論文の推薦者にはなれない。

 2.2 優秀発表賞と優秀ポスター発表賞および奨励発表賞と奨励ポスター発表賞の選考
 2.2.1 学会大会における口頭発表およびポスター発表、および抄録に基づいて賞選考委員が採点を行い、各賞において総得点が最も高かった発表を受賞対象とする。

 2.3 その他
 2.3.1 賞選考委員長が委嘱した委員は非公開とし、委員は選考内容・採点内容を他言しない。
 2.3.2 委員が次のいずれかに該当する場合には、当該の賞選考に加わらないこととする。
  (1) 選考対象論文の著者および共同研究者、研究発表の発表者および共同研究者である場合
  (2) 審議の公平さに疑念を生じさせる利害関係があると賞選考委員会が判断した場合

副 賞:
・学会功労賞 賞金 2万円
・論文大賞 賞金  2万円
・優秀論文賞 賞金 1万円
・奨励論文賞 賞金 1万円

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