日本海洋人間学会 第3回学会大会のお知らせ

<更新情報:8月30日> 学会研究発表抄録提出期限が 2014年8月24日 19時 → 2014年8月31日 24時 に延長されました! 詳細は第3回学会大会要項(第1報−2)を参照ください。

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第3回学会大会次第(海洋人間学雑誌第3巻第2号)を掲載いたしました。

大会参加者はこちらを印刷またはPC等にダウンロードのうえ学会大会にお越しください。

神田一郎 第2期 新会長よりご挨拶

神田一郎 新会長(第2期)

日本海洋人間学会は、これまで「海と人間に関する研究」を発表する適正な学会が無いことを気にかけておられた初代会長の佐野先生が、同様な思いの方々に声をかけられ、一同に集まった者が発起人となって、3年前の2012年4月に設立されました。

会員は、海で活動している人を中心に、健康、安全、教育や競技などに関わっている教育者・指導者及び研究者によって構成されており、現在の会員数は130名です。これから研究の成果発表などの実績を上げることにより、当学会の認知度を上げ、さらなる会員数の増加を図りながら、真の学術団体を目指して行く所存です。

学会事務局は東京海洋大学の品川キャンパス内に置き、学会大会・総会を2回(年1回のペース)開催しました。学会誌である「海洋人間学雑誌」は年間3回のペースで発行してきています。

最近の地球規模における自然環境の悪化と、我が国の少子高齢化と目前の人口減少に伴う経済・教育等の変貌は、様々な分野に悪影響を与えてきつつあります。そのような中で「海」に携わって活動をしている人々の環境も大きく変化してきています。

私は、長年、練習船の教官として海技者を目指す若者に船の運航に関する技術を教えてきました。海の上で長期間生活するには、船内規律の他に、仲間を気遣う協調性や責任感なども必要であり、「資質教育」という言葉で強調されてきました。

乗船実習を終え、下船していくときの彼らの顔つきは、明らかに「立派」に変化しています。我々が教えた以上の力が働いているのは明らかだと毎回感じてきました。海のもたらす力、自然との対話を通じて得られた結果だと、信じています。

海の自然の怖れを知り、己のことを見つめることにより、人間は変わるのでしょう。「海」はこれからも変わるものではないし、いつまでも美しく、維持していかなければならないと思います。

過去の学会大会では、教育現場で苦しみながらも素晴らしい成果を得た体験談などの紹介もありました。今、それぞれの持ち場で、頑張っておられる方々の情報・知識の交換の場としての役割を担う学会を目指します。

「海」を通じて、真の心の豊かさを目指す、教育者・指導者及び研究者の方々の入会をお待ちしています。

 

2014年4月

広報委員会より:月刊誌「海員」に本学会が掲載されました

全日本海員組合が発行する月刊誌「海員(2013.12月号)」における特集記事に本学会が取りあげられました。

2013年9月に開催されました、「日本海洋人間学会第2回大会」におけるシンポジウムや東京海洋大学海鷹祭の様子などが掲載されています。

「海員(2013.12)」特集:海と教育ー日本海洋人間学会編ー